2024年1月15日使用開始の交付目論見書と、SBIグローバルアセットマネジメントの12月22日のお知らせ内容から判断すると、メリットは薄いと思います。
SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
米国高配当ETFのSPYDをマザーファンド経由で買付する投資信託になり、その概要は以下のとおりです。
- 愛称:雪だるま(S&P500高配当株式-分配重視型)
- ベンチマーク:S&P500高配当指数(配当込み、円換算ベース)
- 信託報酬:年 0.1338%程度
- 主要投資対象:SPYD
- 分配金:年4回(2月・5月・8月・11月)
- 交付目論見書:https://www.sbiam.co.jp/fund/pdf/89312241_spdrsp500eq_koufu_20240115.pdf
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
米国高配当ETFのVYMをマザーファンド経由で買付する投資信託になり、その概要は以下のとおりです。
- 愛称:SBI・V・米国高配当株式(分配重視型)
- ベンチマーク:FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)
- 信託報酬:年 0.1238%程度
- 主要投資対象:VYM
- 分配金:年4回(2月・5月・8月・11月)
- 交付目論見書:https://www.sbiam.co.jp/fund/pdf/89311241_ushighdiveq_koufu_20240115.pdf
投資対象の米国ETFとの比較
投資対象のSPYDとVYMとの比較を一覧表にしましたので、参考にしてください。
特に以下の2点が気がかりなことになります。
注意ポイント
新規に米国高配当株ETF(SPYD&VYM)に投資する年4回決算型ファンド2本は、それぞれの交付目論見書に記載されている「特別分配金」という元本を取り崩す分配金を出す可能性もあるため、資産が目減りする可能性があります。
注意ポイント
信託報酬という運用経費が、投資対象の米国ETFの約2倍程度に設定されていますので、米国ETFに直接投資するよりも、年リターンが少なくなります。
分配金をもらうには、投資信託よりETFの方が良いことを説明したブログを用意していますので、そちらで確認して下さい。
まとめ
新規に米国高配当株ETF(SPYD&VYM)に投資する年4回決算型ファンド2本は、目論見書が出ていない現状では、米国高配当ETFのSPYD及びVYMに直接投資した方がコストパフォーマンスが良いと考えます。
なお、メリットは、定時定額買付ができ、米ドル両替や米国株購入手続きをしなくても良いということですかね。
高配当ETFのVYMに直接投資する方は、以下のブログを参考にして下さいね・・・positive smile😊