分配金を出す仕組み?
毎月分配金をもらえるのは、皆さんから集めたお金を、投資信託の運用会社が株式・債券・不動産などへ投資して得た収益から分配されると思っていませんか? ・・・それだけでは、毎月分配金を出すことは不可能ですので、元本(皆さんから集めたお金)を取り崩して分配しています。
下の図は、毎月分配金を出す投資信託の説明書に書かれている分配金の説明ですが、以下の2つのことが書かれています。
・普通分配金は運用収益から払い出されます。(課税対象となり、20%税金が引かれます。)
・特別分配金は元本を取り崩して払い出されます。(元々自分のお金なので非課税となります。)
元本は目減りします!
毎月分配型はタコの共食い状態で元本が目減りしますので、資産を長期間かけて増やそうとしている方は、絶対にやってはいけない投資手段になります。
下の図は、毎月分配金を出す投資信託の説明書に書かれている基準価額の推移ですが、株価などが下がれば、その下げ幅より更に分配金分が引かれて大きく値崩れし、純資産総額も大きく減ります。
まとめ
資産を大きく増やすための投資信託は、分配金なしの投資信託を選びましょう!・・・そうすれば、投資信託の収益分は自動で再投資してくれますので、複利効果で資産を雪だるま式に増やしていけます。
但し、定期的に分配金が欲しい方は、元本の取り崩しが無いETF(上場投資信託)を利用することをお勧めします。