それは、分配金を出さない投資信託に投資することです。
投資信託内で株式等から得られた配当金を自動的に非課税枠を新たに使用することなく再投資してくれますので、最も効果的に複利運用できます。
分配金を出さない投資信託とは
- 単位型投資信託:完全な無分配型の投資信託のことで、運用期間があらかじめ決められていて、設定前の募集期間しか購入ができない投資信託になります。
- 追加型投資信託(決算回数が年1回程度):運用開始後いつでも購入可能な投資信託のことで、運用期限が無期限のものと有期限のものがあり、ほぼ無分配なものが多いです。
上の説明でも分かるとおり、単位型は募集期間しか購入出来ませんのでNISAでの積立投資には向きません。
そこで、追加型投資信託(決算回数が年1回程度)の中から、ほぼ無配当で運用期間が無期限の投資信託を探す必要があります。
ほぼ無配当で運用期間が無期限の投資信託の探し方
SBI証券の投資信託スクーリングで以下の条件で検索すると下表のような投資信託銘柄27件が出てきます。人気のある投資信託も漏れなくランクインしています。
- ファンド分類:国際株式
- 信託報酬:1.1%以内
- 決算頻度:年1回0円
- 純資産:500億円以上
- 償還まで:無期限
家族が投資していたeMAXIS Slim先進国株式インデックスの細部情報を見てみると、下表の『分配金実績』から無配当が続いていることが分かりますので、ほぼ無配当銘柄となります。
探し出した無配当投資信託の運用実績
eMAXIS Slim先進国株式インデックスを、実際に楽天証券で5年間一般NISAで運用した実現損益は、528,173円となっていましたが、投資信託内での分配金再投資のからくりがありました。
非課税枠を消費せずに分配金再投資する仕組み
証券会社の書類の中の『平均取得額』が、『実際の積立投資額』と『分配金の再投資額』で構成されていました。
これにより、購入口数が増えずに分配金が再投資できますので、NISAの非課税枠も新たに消費されずに複利効果が発揮できます。
なお、分配金をもらってから再投資する投資信託の場合は、この仕組みが利用できないため、購入口数が増えて非課税枠も新たに消費することになります。
目に見えなかった分配金再投資も、5年間で投資額に対して約13%も増えていたので、複利効果も大きくなっていたんですね!
それにしても、先進国債券は、先進国の高金利政策で債券価格が下がったため、分配金も出ていなかったのですね。
分配金の再投資が効果的な投資信託
下表は、『ほぼ無配当な銘柄』の代表的なものになります。
新NISAでは、非課税期間が無期限になりましたので、期間を味方に付けて長期投資を行う方は、分配金が最も効果的に複利運用される『ほぼ無配当な銘柄』を選択するのがお薦めになります。
新NISAで投資信託を運用する場合に、あなたに合った銘柄選びの方法をアドバイスしている下のブログで、あなたに最も合った投資信託を選んでい頂ければ幸いです。
まとめ
分配金を最も効果的に複利運用できる『ほぼ無配当の投資信託』で、あなたの夢を早く実現できるようにして下さい。・・・positive smile😊