認知症との出会い
認知症とは、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、日常生活に支障を及ぼす状態のことですが、私の両親が85歳を過ぎた頃から物忘れが酷くなり、お金が無くなったと騒いだりし出しました。
下の表の『周辺症状(BPSD)』という状態になっていたのだと今から思えば分かりますが、その当時は、認知症という病気を知らずに、親を叱ったりしてしてしまいました。・・・何も心構えが出来ていなかったことに反省しました。・・・高齢の親御さんを持っている方は、認知症の症状が出ても病気だということを知って親に接しましょう!
親の介護の始まり
当時は、両親は青森県の実家で生活しており地元から離れたくないという意思表示をしたため、私の住んでいる宮城県には呼ばずに、介護認定を受けて在宅での介護をしてもらうことにしました。
手続きは、親の住んでいる市役所で要介護申請をして認定を受けたら、介護支援専門員(ケアマネジャー)のいる市区町村の指定を受けた居宅介護支援事業者へ依頼して、居宅介護を受けることになりますが、手続きは市役所の窓口の方と、ケアマネジャーが説明してくれます。・・・費用的には、介護認定の区分により異なると思いますが、父と母の二人分で月額10万円程度でした。
まとめ
認知症は老齢による脳の機能低下ですので、腹立たしい親の行為であっても、今まで育ててもらった恩を返すという感謝の気持ちで接することが大事です。叱責とかは後で必ず後悔しますので、自重してください。・・・今でも思い出すたびに無知だった自分に涙します。