家庭の電気代を節約する上で、照明にいくら電気代がかかっているかを知って頂くことで、照明と電気代の関係が分かり、電気代を節約できるようになりますので、参考にしてください。
家庭内の照明での電気代を知りましょう!
一般家庭の電気代の中で照明が占める割合は、約10%と少ないですが、塵も積もれば山となるというコトワザ通り、甘く見てはいけません。
下表は、従来の白熱電球60Wと蛍光灯シーリングライト68Wを、それぞれ1日点灯する時間ごとの年間電気代を1kw当たり電気単価31円で計算したものになります。
ここで、2LDKのご家庭で、蛍光灯シーリングライト(68w)が居室とキッチンに計4つ、玄関と廊下とトイレと風呂場に60Wの白熱電球が5つ設置され、1日あたり8時間点灯ている場合での照明の年間合計電気代は52,499円になります(計算式:[蛍光灯68wの8時間点灯(6,155円)×4]+[白熱電球60wの8時間点灯(5,431円)×5]=21,724円+30,775円)。
LED照明に交換した場合の節電効果は?
LEDに交換すると、約50~85%程度の電力使用量の削減になりますので、相当の効果が期待できます。
電気料金はどれ位下がるのか?
比較検討する前提として、1日当たりの照明点灯時間を8時間、1kwh当たりの電力単価を31円として計算します。
- 白熱電球とLED電球を比較すると、1か所の消費電力は、同じ明るさで約86%低くなり、年間電気代も60W相当の明るさで、4,707円も安くなります。
- 蛍光灯シーリングライトとLEDシーリングライトを比較すると、1か所の消費電力は、同じ明るさで約50%低くなり、年間電気代も68W相当の明るさで、3,078円も安くなります。
前項の2LDK家庭の従来電灯での年間電気代52,499円が、LED更新した場合の年間電気代16,652円となり、35,847円の年間節約になります。
節電以外にもメリットが!
- 蛍光灯の寿命が約8,000時間に対し、LEDの寿命は40,000時間あり、5倍長持ちしますので、LEDは、10年位は交換せずに使えます。
- LEDは、紫外線放射が少ないので、虫が寄り付きにくく、美術品などに照射しても日焼けや色あせしにくいという効果もあります。
照明点灯方法の見直しも効果があります
消費電力を抑えるためには、人感センサー付きの照明がお薦めです。人がいないときにはスイッチがオフになり自動で電気が消えるため、点けっ放しを防ぐことができます。
また、最近ではBluetoothが搭載されたスマート電球も販売されており、電気代の節約に活用することができます。
スマート電球とはスマホを使ってさまざまな操作ができる電球のことで、家のなかでの操作はもちろんのこと、外出先から遠隔操作できるものもあります。遠隔操作ができるタイプであれば、点けっ放しで外出してしまっても外出先から消灯することができます。また、旅行中でも室内の電気をつけたり消したりできるので、防犯対策としても活用することができます。
まとめ
5年前に比べると、LED電球及び器具は、だいぶ安くなってきていますので、電球が切れたらLED電球またはLED器具に交換しましょう!・・・positive smile