半導体市場は今後拡大していく動向ですので、分散投資の一つのセクターとして利用する価値はあります。あなたに合った半導体ETFを見つける際の参考にして下さい。
半導体市場の動向
世界の半導体市場は拡大を続けており、今後はAI(人口知能)・IoT・自動運転などの技術革新に伴い、2030年には1兆ドルを超える市場への成長が期待されています。
この世界情勢の中で半導体銘柄の日本株は、次の要因から成長が今後も期待できます。
- 主要な半導体部素材で世界トップの48%シェア、半導体製造装置では米国に次ぎ約31%のシェアを持っています。
- 日本政府は2030年までの間に半導体産業の基盤強化と新たな技術開発への大幅な財政支援を打ち出しています。
日本株半導体ETFの比較
日本株半導体ETFは、2024年6月以降に新たに3銘柄が出てきましたので、従来からあるETFも併せて比較してみましょう。
まだ運用間もないETFはトータルリターンと分配金の実績がありませんが、大きな違いは、以下のとおりです。
- 連動指数が、「日経半導体株指数」か「FactSet Japan Semiconductor Index」のどちらか
- 経費率が、2644だけが他のETFより4倍近く大きい。
次に連動指数と構成銘柄について比較していきます。
連動指数での比較
それぞれの指数のパフォーマンスは、同一期間で比較すると概ね同じ成長率になっていますので、どちらを選択しても同様のパフォーマンスを得られます。
構成銘柄で比較
構成比率の高い5位までの銘柄をみてみると、ほぼ同様な銘柄構成となっていますので、どちらを選択しても同様なパフォーマンスになります。
まとめ
4つのETFともに同様のパフォーマンスとなりますので、最後は経費率で比較してみると、221Aが若干優れ、2644が高い状態ですので、今後の各社がしのぎを削る経費率の推移を見ながら投資先を選択すれば良いですね。・・・positive smile 😊