愛知県警によれば、2021年に把握した事案の総数は1,266件で、声かけが381件、じろじろ見つめたり・大声で叫んだりして不安を覚えさせる行為が295件、容姿の撮影が200件で、下校時間帯の午後3~5時台が全体の6割を占めていたとのことです。
今や全国どこでも発生している子どもへの被害には、警察だけでなく地域や企業が協力して対応することが大事になりますので、まずは身近な地域で、こどもたちを守る様々な取り組みを知って、何らかの行動を起こしてみましょう!
子ども110番の家
登録の条件等としては、東京都国分寺市の場合は以下の3点になりますが、全国ほぼ同じです。
- 登録にあたっては、日常どなたかが在宅している可能性が高いご家庭で、児童・生徒が助けを求めたときに、一時的に保護し、かつ警察に110番通報ができるご家庭(商店などを含む)が条件となります。
- 登録していただくと、玄関などに目印となる表示ステッカーを貼っていただきます。
- 登録者の情報(住所・氏名など)は市で保管し、保険に加入します。登録者のかたが不審者などから危害を受けたり、物的損害を受けた場合には、補償保険が適用となります。
在宅者が日中居るご家庭で、子供たちの安全確保に貢献した方に向いたボランティアになります。また、商店・コンビニなど日中営業している方も向いています。(下のイメージ図は、警視庁対応マニュアルからの抜粋です。)
登下校時の「ながら見守り活動」
私の住んでいる宮城県では、「ながら見守り活動」と称して、子どもたちの登下校時間帯に合わせて
- 外に出て花の水やりをしながら
- 家の前で掃き掃除をしながら
- ガーデニングしながら
- 犬の散歩をしながら
- ジョギングしながら
- 通勤しながら
など、時間と場所を工夫して何かをしながら登下校中の子どもたちを見守る活動を推奨しています。
この活動でしたら、ボランティア活動に参加するよりハードルが低くく、誰でもできる子供を地域で守る防犯活動になります。このように人目が町中に多くなれば、不審者も勝手に行動が出来なくなり、子どもたちにとってより安全で安心できる地域とすることができます。
まとめ
子供たちは、将来の日本を支えてくれる宝です。その宝の命と尊厳を悪質な犯罪者から未然に守るため、自分のできる範囲で行動して下さると心強いです。
そういう私も、小学生のころ、下校中に土手の淵を遊びながら歩いてて足を滑らせ川に転落し溺れかけた時に、釣りをしていた見ず知らずのおじさんに川から救い上げられ、命を救われました。犯罪に限らず、通学路に潜む危険から子供たちを守れるのは我々大人です。・・・positive smile😊