iDeCoで始める投資信託のお薦め

お悩み人

iDeCoで投資信託を始めたいのですが、何が良いですか？

そういうことでしたら、２級ＦＰ技能士の筆者に聞いてみましょう！

案内者

iDeCoの投資商品に、定期預金ではなく投資信託を選ぶということを理解していることは非常に良いことです。

投資信託を選ぶにあたっては、年金として利用開始するまでの期間に応じて選択する投資信託も異なってきますので、これから説明する内容を読んで頂けたら、あなたに合った投資信託を選べるようになります。

iDeCoのおさらい

iDeCo（個人型確定拠出年金）とは、公的年金（国民年金・厚生年金）とは異なり、個人が掛金の拠出・運用の全てを自ら行い、掛金とその運用益との合計額をもとに６０歳以降給付を受け取ることができる国民年金基金連合会が運営する私的年金制度のことです。

私もiDeCoで投資をしており、その経験も踏まえてデメリット部分の対策とメリットを生かした賢い資産運用について以下のブログで説明していますので、ご覧頂ければ幸いです。

: ｉＤｅＣｏを賢く使いこなす方法
私もiDeCoで投資をしており、その経験も踏まえてデメリット部分の対策とメリットを生かした賢い資産運用について説明していきますので、これを聞いたあなたはiDeCoで資産を有利に運用できる様になります。 ...

長期間の投資となりますので、信託報酬、分配金、純資産総額の３点を以下のチェック内容で選ぶことで、更に効率的に運用益を長期的に得ることができる投資信託を絞り込むことができます。

今回はSBI証券のiDeCo登録84銘柄の中から、前項の3つの基準で絞り込みを行ってみました。その結果は、以下の14銘柄に絞り込まれましたので、この中から選択すると良いです。

長期投資する期間は、iDeCoを始める年齢によって異なってきますので、投資商品と投資期間に応じたリスク変動を考慮する必要があります。

統計上のお話になりますが、以下の基準で選定することが最適解となります。

その理由は、下のグラフ（ＪＰモルガン・アセット・マネジメントが１９９０年～２０２３年までの期間において、「先進国株式」と「先進国国債」の投資期間と年平均リターンを表したもの）から、投資商品ごとの運用期間に応じたリターン（＝運用益）が０％以上になる期間が統計上分かるからです。

投資期間によって利用する投資信託が異なってきますので、年代別（投資期間別）にまとめてみました。

投資期間が20年以上になりますので、株式の投資信託になりますので、信託報酬が安く、年リターンが高いを考慮すると以下の２択になりますが、更にリスク低減を検討されたい方はバランス型との組み合わせもあります。

投資期間が5年から10年程度になりますので、バランス型か債権になりますので、信託報酬が安く、年リターンが高いを考慮すると以下の２択になります。

iDeCoでは投資信託を複数運用できますので、各年代お薦めの投資信託を組み合わせることが可能です。

例えば、50代前半の方で、もう少し株式の割合を増やして資産増加を積極的にやりたいと考えている場合は、以下の運用も可能です。

他の証券会社を利用されている方で、今回のお薦め銘柄が無い場合は、同様な選定基準で証券会社の銘柄を絞り込んで頂くと、ほぼ同様な銘柄が出てくると思います。

iDeCoの加入時期の年齢によってリスクを軽減することが重要ですので、今回の記事を参考に自分なりのポートフォリオを作成してiDeCoを上手に運用して下さい。・・・positive smile😊